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- 全身に現れる痛み
こんな症状はありません?

- 顔面及び肩関節から指まで痛みを感じる
- 体幹に痛みを感じる
- 身体に重みを感じる
- 全身のあちこちから痛みが出る
全身に現れる痛みの代表的な疾患
骨粗しょう症
骨は、常に古い部分が分解され、新しい部分が再構築されるというプロセスを繰り返します。このバランスが崩れ、分解が再構築を上回ると、骨の密度が低下し、脆くなることを骨粗しょう症と呼びます。特に女性に多く見られ、加齢や閉経によるホルモンの変化、偏った食生活や過度なダイエットといった生活習慣が主な原因として挙げられます。骨粗しょう症は、骨折のリスクを高めるため、早期の予防と適切な対策が必要です。
原因
- 加齢
- 過度なダイエット
- 運動不足
- 閉経
など
治療方法
治療方法には、薬物療法、食事療法、運動療法があります。薬物療法では、カルシウムやビタミンDの補充が基本となりますが、骨の吸収を抑えるビスフォスフォネートという薬もよく使われます。最近では、注射による治療も可能で、特に骨粗しょう症が原因で腰痛が起こった場合には、劇的な効果を示すことがあります。
食事療法では、カルシウムやビタミンD、ビタミンKなどをしっかり摂取することが重要です。特にカルシウムは、ビタミンDと一緒に摂ることで吸収が良くなりますので、積極的に取り入れていただきたいポイントです。
関節リウマチ
自己免疫疾患の一種であり、関節やその周囲の組織に慢性的な炎症を引き起こす病気です。さらに、この疾患は関節だけでなく、心臓や肺、皮膚、眼、血管などの他の臓器にも影響を及ぼし、全身的な症状を引き起こすことがあります。
関節リウマチは、遺伝的な要因と感染やストレスなどの外部要因が複雑に絡み合って発症することが知られています。また、進行性の病気であるため、早期に診断し、適切な治療を行うことが極めて重要です。
原因
リウマチ症は、まだ多くの部分が解明されていない病気ですが、その原因の1つとして、免疫の仕組みに異常が生じることが挙げられています。この免疫の異常により、体が自分自身の組織を攻撃してしまい、関節に慢性的な炎症を引き起こすと考えられています。
治療方法
リウマチ症の治療には、薬物療法、リハビリテーション、手術療法が含まれます。薬物療法では、抗リウマチ薬や非ステロイド性消炎剤、ステロイド剤、免疫抑制剤、生物学的製剤などが使用されます。特に生物学的製剤やJAK阻害剤は、炎症や痛みを軽減し、骨や軟骨の破壊を防ぐ画期的な治療法です。運動療法では、ウォーキングやストレッチなどが有効で、日常生活におけるセルフケアも含め、セラピストが指導します。食事療法としては食事内容の指導も行われます。手術療法には、滑膜切除術や人工関節置換術などがあり、進行予防や症状改善を目指します。