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- 股関節の痛み
こんな症状はありませんか?

- 股関節がスムーズに動かない
- 股関節が曲がりにくい
- 股関節の付け根が痛い
- 左右で足の長さが違う
- 長時間歩くと股関節のあたりがだるくなる
- 歩行時に股関節が痛む
- 座ると股関節が痛む
股関節の痛みの原因

股関節の痛みは、股関節を構成する骨や軟骨の変形や減少、外傷や使い過ぎ、筋肉のこわばり、不自然な姿勢で座るなどの原因があげられます。加齢による変形が一般的ですが、先天性疾患や骨折も原因となることがあります。股関節周囲炎や一過性大腿骨頭萎縮症などの疾患は、安静、薬物療法、リハビリテーションによって改善できる場合があります。一方で、大腿骨頭壊死症や関節リウマチ、特に日本人女性に多い臼蓋形成不全による変形性股関節症などは、手術が必要になることが多いです。
股関節の痛みを引き起こす代表的な疾患
変形性股関節症
股関節を構成する骨や関節軟骨に異常が生じ、軟骨の減少や骨の変形を引き起こす疾患です。最初は立ち上がりや歩き始めに脚の付け根に痛みを感じます。40歳以降の女性に多く見られ、先天性の股関節脱臼や臼蓋形成不全などが主な原因です。変形の程度はレントゲン検査で確認できます。
大腿骨頭壊死症
大腿骨頭の一部に血が流れなくなり、骨組織が壊死する疾患です。血が通わなくなって一部の骨組織が死んだ状態ですが、足や股関節が腐るわけではありません。年間2000人程度の発症があることが報告されていますが、30~50歳代に発症することが多く、男性ではアルコールの多飲、女性ではステロイド剤の服用に関連して生じることがわかっています。骨は壊死していても潰れなければあまり症状がない方が多く、痛みが出た場合は既に陥没している状態の可能性があります。
既に変形が進行してしまい、自分の骨を温存する手術をすることが困難と思われる場合は人工股関節手術の適応となります。
大腿骨頚部骨折
大腿骨は股関節からすぐのところ(大腿骨頚部)で曲がっています。その曲がった骨の部分で身体を支えていますが、転倒や滑落の時に外力が集中しやすく骨折しやすい部分です。
多くは骨粗鬆症が進行した高齢者に見られます。ほとんどのケースが転倒によるもので、この骨折を機に寝たきり、閉じこもりになってしまうので社会問題となっています。