【認知症】と聞くと、どんな事を思い浮かべますか?

ただの 【物忘れ】 だけではないのが、認知症です。
自分の身近な方が、認知症かも、あるいは診断されて不安。。😣
家族なのに自分のことを忘れられたり、悪者にされたり・・・どう介護をすればいいかわからない😢
これまでとは違う家族の変化に、戸惑い・焦り・悲しみを覚えるのはとても自然なことです。
ご自身を責める必要はありません。この記事では、私たち介護・医療の現場から、ご家族が「1人で抱え込まずに」心穏やかに日々を過ごすための基本知識と、チームケアという選択肢をお伝えします。
💡認知症を正しく知りましょう
認知症による「変化」は、本人のわがままや怠慢ではなく、すべて「脳の病気の症状」です。
この基本を理解することが、適切な向き合い方の第一歩となります。
❓なぜ、同じ質問や行動を繰り返すのか
さっき話したばかりのことを何度も聞いてきたり、引き出しを何度も開け閉めしたり。
「一体どうして?」とため息をつきたくなる瞬間がありますよね。
この行動の裏には、「忘れてしまうこと」への言葉にできない強い不安と恐怖があります。
本人にとっては暗黙の中を手探りで歩いているような状態です。
同じ質問を繰り返すのは「なんとか自分の居場所を確かめて安心したい」という心の表れです。
事実を「忘れる」ことがあっても、その瞬間に感じた「感情の記憶」は最後まで残ります。
出来事の詳細は完全に記憶から消え去ってしまっても、「強く怒られてひどく悲しかった」あるいは「優しく手を握ってほしかった」という感情の残像は、脳に驚くほど長く溜まります。
毎回はじめて聞かれたかのように穏やかに答えてあげることが1番の安定剤になります。
💡心がけたい「3つの対話原則」
認知症ケアにおいて、言葉選びや態度は症(周辺症状)の引き金にも、逆に鎮静剤にもなります。
現場でも常に実践している3つのポイントを整理しました。
①共感し、否定しない
例え本人の言っていることが事実と異なっていても、「違います」「さっきも言ったでしょ」という否定は、不安を怒りに変えるだけです。まずは一度「そうなんだね」とそのまま受け止めてください。
②ペースを合わせる
脳の情報処理がゆっくりになっています。矢継ぎ早な言葉かけや、「早くして」という事は本人を焦らせパニックを起こします。1回に伝える内容は1つ(ワン・メッセージ)にし、短い言葉で伝えましょう。
③自尊心を尊重する
子供っぽい話し方や叱責は、本人の誇りを深く傷つけます。長年社会を生き抜いてこられた人生の先輩として常に敬意をはらい、今でも安全にできる軽い家事(洗濯物たたみ等)を頼って「ありがとう」と伝えてください。
💡日常の「困った」への具体的な対処法
日々の生活で時にご家族のストレスになりやすい「もの盗られ妄想」や「徘徊(歩き回り)」に対する実践的な対応例です。
👉寄り添い方の具体例
✅「財布が盗られた!」への対応

「そんなわけない」と否定せず、「それは大変でしたね。一緒に探しましょう」と同じ目線で動きます。見つかった際は本人が「見つけた」ように自尊心を立て「あってよかったですね」と一緒に喜びます。
✅全ての役割を取り上げない

「危ないから」と生活の中の行動をすべて先回りして奪ってしまうと、身体・脳の機能が急速に低下します。見守りながら、安全にできる範囲で本人の「役割」を意識して作ってあげてください。
💡介護する側の心が、一番大切です
多くのご家族が「自分が頑張らなければ」「自分が面倒を見るべきだ」と強い責任感から、心身の限界を超えて頑張ってしまわれてます。
😣介護に関わるご家族の約6割が、日常生活で強い不安や慢性的なストレスを感じていると報告されています。
介護者がイライラしてしまうのは「一生懸命に向き合ってる証拠」です。決してご自身を責めるべきことではありません。
認知症の方は、身近なご家族の「焦り」「イライラ」「疲弊」といった雰囲気を、言葉以上に敏感にキャッチします。ご家族がストレスで笑顔を失うと、かえって本人の周辺症状を悪化させる悪循環につながることがあります。
「お互いの笑顔を守るために、プロに頼る、距離を置く時間をつくる」
これは決して諦めでも冷たさでもなく、極めて合理的で愛情に満ちた正しいケアの選択です。
💡家族をチームにする「専門サービス」の種類
介護サービスを利用することは、単に負担を減らすだけでなく、本人が住み慣れた家で、かつ安全な社会との繋がりを維持し続けるためにも不可欠です。
①訪問サービス
ケア専門スタッフや看護師が定期的に自宅へ伺います。排泄や入浴のサポート、専門的な医療・お薬管理まで、プロの確かな知識に基づいた安心の生活環境をつくります。
当法人の訪問サービス 👉 訪問リハビリ 訪問看護 訪問ヘルパー
②通所・短所入所
「デイサービス」でリハビリや体操、他との交流時間を持ちます。お泊まりできる「ショートステイ」を活用することで、ご家族が定期的に完全に休む時間(レスパイトケア)をつくれます。
当法人の通所サービス 👉 デイサービス柏の木
③施設・共同生活
24時間の見守りが必要になった際は、認知症グループホームや専門の入所施設をご提案します。安全が確保された優しい環境で、本人が穏やかな生活リズムを保てるようになります。
当法人の住宅型有料老人ホーム 👉 柏の木メディカルライフ
💡サポートを使い始めるためには❓
介護サービスの利用を始めるための具体的な手順です。難しく考える必要はありません。
最初の「1歩」だけご家族が動きだせば、あとは私たちが並走します。
①まずは相談窓口へお越しください
お住まいの市区町村窓口や、地域包括支援センター(各市町村に設置)、ソーシャルワーカーにご連絡ください。まだサービスを使うと決めていなくても、「ちょっと愚痴をこぼしにいく」感覚で構いません。
②「要介護認定」を申請します
サービス利用には「要介護認定」の取得が必要です。申請手続き自体も、地域包括支援センターやケアマネージャーが、ご家族に代わって無料で代行・サポートできます。
③専属のケアマネージャーが決定
介護が必要と認められると、担当のケアマネージャーがつきます。ご家族の状況やご本人の意思を踏まえ「週に何回デイサービスに行き、何回訪問介護を呼ぶか」といった無理のないケアプランを練り上げます。
④ご家族も笑顔になれる「チームケア」開始🤝
プランに基づき、サービス会社との契約を得て経て支援が始まります。プロがチームとして関わることで、ご家族だけの負担が一気に軽減され、何より「愛するお父さん・お母さん」と優しく向き合えるだけの心の時間と余裕を取り戻せます。

1人で悩まないで。最初の一歩を一緒に踏み出しましょう
私たち医療従事者、そして地域のケアスタッフはみなさまご家族のチームの一員です。
不安な日々を乗り越えるためのお手伝い、ぜひ私たちにさせてください。
